迅速な資料準備により早期の清算を実現し、再スタートを切れた事例
業種:EC物販事業
負債総額:約2000万円
債権者数:約10名
キーワード:【迅速な資料準備と早期処理】
ご依頼の背景
競争の激化により、利益の確保が困難になった結果、事業を清算せざるを得ない状況になりました。
会計書類などをスムーズに準備できた結果、約1か月で申立をすることができ、ご相談をいただいてから早期に完了いたしました。
担当弁護士の所感
会社の倒産手続きは、ご依頼者から見れば、「負債の処理」ですが、債権者側や裁判所からすれば、きちんとした手続きがされているか、配当すべき資産はないか、といった点が重要です。「資産を換価し、配当に充てる手続」である以上、その前提として、資産や負債、収支、現状などの説明・情報開示が重要で、これらがきちんと整わない場合、手続きに時間を要する他、そもそも、申立てまでに時間を要する事態になりかねません。
特に通帳の準備やお金の流れの説明などは、社長本人しかわからない面も多々あり、迅速な準備が重要です。時間が経過すると、思い出せない事項が単純に増えてきますし、資料が散逸したり、元の従業員と連絡が取れなくなったりと準備が進みにくい状況になってしまいます。
逆に、会社の資料がきちんと整理されていると、(会社の倒産という手続きではあるのですが、)スムーズ、明瞭な手続きとなり、債権者、裁判所としても、納得しやすくなるといえます。本件は、スムーズな典型的な例といえます。
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