早期申立により資産散逸を防いだ事例

業種:不動産業

負債総額:1億2000万円

業績悪化理由:新規事業の失敗

ご依頼の背景

勤め先で得たノウハウや人脈等を生かし、不動産業にて独立創業し、当初は仲介を中心に業績好調だったものの、リノベーション事業に着手後、仕入れた不動産の売却に苦戦し、大幅な損失を計上した。

あらためてビジネスモデルを構築し、収益が見えてきたが、財務状態の根本的な解決には程遠かった。

日常業務を継続中ではあったが、早期破産申立が得策と判断するに至り、1カ月余りで申立を行い、スピード解決となった。複数の不動産を保有していたが、適切な評価を行った結果、不動産は第三者に手放すことなく、破産手続きは完了した。その後、あらためて新規のビジネスモデルを立ち上げた。

弁護士の所感

新規事業の着手、失敗によって、急激に財務状態、資金繰りが悪化することも珍しくありません。過剰な債務はいったん清算したうえで、あらためてリスタートを図ることができました。

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