売り上げは過去最高を記録するも、黒字倒産に陥る中、早期対応により混乱を最小限とした建設会社の事例
負債総額:約3億円
業績悪化理由:大口取引先の連鎖倒産、受注先行に伴うキャッシュフロー悪化
ご依頼の背景
売上は順調であったが、大口取引先との関係で数千万円に上る債権が焦げ付いたこと、受注先行に伴いキャッシュフローが悪化していたこと等が原因となった。
仕掛中の案件も少なくなく、混乱は避けられなかったが、代表者やご家族等、従業員らと協力の結果、約2カ月で申立を行い、スピード解決となった。
弁護士の所感
売上自体は過去最高で、黒字であるにもかかわらず倒産に至る、まさに黒字倒産の案件です。キャッシュフローの大切さが身に沁みます。
また、よく言われることですが、決済までに時間を要する売掛金、買掛金が生じる業種は信用取引の側面が大きく、また、1件あたりの取引、取引先に依存する体質の場合も少なくなく、民事再生が困難な場合も少なくありません。業種、当該企業にとってベストな計画を検討する必要があります。
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