月末の手形が落ちないことが発覚したため、速やかに受任し、受任から約1ヶ月で申立をして、深手を負わずに早期に再生した工業部品販売業の事案
負債総額:約1億円
業績悪化理由:競争激化、販売不振
ご依頼の背景
創業当初は競合先も少なくなく、中小ながら利幅を確保していた。その後、近隣等に競合企業が増え、競争激化し、利幅も減少する中、不動産運用の不奏功なども原因となった。
日常業務を継続中ではあったが、早期破産申立が得策と判断するに至り、1カ月余りで申立を行い、スピード解決となった。親族の連帯保証もあったが、交渉の結果、元本カットでの合意に至り、早期再生に着手できた。
弁護士の所感
以前よりも利用は少なくなったものの、手形を活用する企業・業種も相当数存在しますが、不渡りが見込まれる場合、特に早期対処が不可欠です。早期受任や早期申し立ては短期的に様々なトピックスを処理しなければなりませんが、段取りをうまく行えば、その分債権者からのストレスを最小限にするとともに、早期に再スタートが図れることも少なくありません。
関連する記事はこちら
- 個人事業主としてフランチャイズの加盟店事業を行っていた事例
- 介護事業所の破産事例
- 代表者が地方居住者である法人の破産
- 設備投資するも売り上げが見込みを下回り、廃業した事例
- ノンバンクから借り入れを行っていた事例
- 個人事業形態で居酒屋(店舗型)の経営をしていた事例
- 大手コンビニフランチャイズを複数店舗経営していた事例
- 複数の会社を経営していた場合の事例
- 代表者が海外居住者の事例
- 共同経営者間における債権債務、株式の処理を行い、破産をせずに清算を完了した事例
- 経営者保証ガイドラインを活用した事例
- FC加盟店(全国小売チェーン)の清算の事例
- 早期に相談いただいたことで、会社の負債清算のみで再スタートできた事例
- 迅速な資料準備により早期の清算を実現し、再スタートを切れた事例
- 時間の経過した不動産を法的整理で処理した事例
- 共同創業した会社を早期廃業し、資産の目減りを解決した事例
- FC加盟店で創業したものの資金繰りが悪化し、清算し解決した事例
- 創業後、早いタイミングで事業清算し、個人資産への波及を防いだ事例
- 長らくの経営の悩み・負債の悩みを解決した事例
- 適切な廃業時期を選択し、解決した事例