提携先からの契約解消や新規事業の不振で業績悪化したリース事業者が、リース関係の解消と申し立てを行った事例
提携先からの契約解消
業種:建設什器リース業経営
負債総額:約2000万円
債権者数:約10名
業績悪化理由:提携先からの契約解消、新規事業不振、新型コロナ
ご依頼の背景
前職で一定の実績があったところ、取引先や関係者からも独立をすすめられて、新規開業した。取引先の経営者には株主になってもらった。
会社設立したものの、関係者との業務提携はなかなか進まず、当初資金(出資金+公庫借入)は次第に先細っていった。
立て直しのために新規事業として人材ビジネスを展開しようとしたが、立ち上がりは遅く、次第に金融機関への返済や固定費の確保が難しくなっていった。役員報酬は月額10万円程度に抑えざるを得ず、会社・個人ともに、資産が減少していった。 新型コロナウィルス感染拡大もあり、新規事業の展開も上手くいかず、廃業を決意した。
担当弁護士の所感
リース業という特性上、リース契約が多く、リース関係の解消・精算にエネルギーを要しました。
また、今後の収入確保という観点から、再就職先の確保の動きと事業精算の動きを同時平行するケースも少なくありませんが、トラブルも生じやすいため、周囲・債権者との関係で、無用な指摘を受けないような段取りが重要です。
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