M&Aと企業再生・清算
M&A(株式譲渡、事業譲渡等)と企業再生・清算とは、一見、分野が異なるようにも思われますが、非常に多くの共通点を持ち、すなわち、一言でいえば、「会社(事業)全体にかかわる取引・スキームであり、会社の命運に直結する重大事である」ということです。
そのためには、会社(事業)全体を、会社法、会計・税務・労務・契約・知的財産・許認可・紛争処理等、様々な角度から、適切に把握しなければなりません。
一般に、 M&Aは以下の手順で進んでいきます。
M&Aの流れ
1) M&Aの目的の設定
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2) アドバイザーとのアドバイザリー契約の締結(案件によります)
・ 自社の価値の評価
・ 相手方候補の選定
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3) 秘密保持契約(及び基本合意書の締結)
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4) デューディリジェンスの実行
・買い手企業が、売り手企業の法務リスク、財務リスク、事業リスク等を調査すること。弁護士や公認会計士等の専門家に依頼して行う手続。
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5) 最終条件の交渉
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6) 最終契約書の締結
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7) 必要な機関(取締役会、株主総会等)の承認
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8) 決済(クロージング)
当事務所では、M&A(株式譲渡、事業譲渡等)の分野においても、譲渡側、購入側の両面から、デューディリジェンス、交渉支援、契約書検討等を日常的にフォローしている経験を活かし、民事再生や破産においても、会社や事業を適切なスキームを構築致します。